アパグループ

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ホテル事業の頂上戦略として、都心3区(千代田、港、中央区)を中心に客室1万室の新規事業展開を目指す

御社の事業について教えてください。

ホテル事業とマンション事業を核とする総合都市開発事業を展開しています。

 

ホテル事業では、「高品質」「高機能」「環境対応型」の「新都市型ホテル」という新しいジャンルを切り拓いてきました。 提携ホテルを含め、現在357棟、57,993室(設計・建築中を含む)を展開しています。

その他、温泉旅館やリゾート施設、 ゴルフ場の運営も行っています。

 

マンション事業では、東京、大阪では立地と仕様にこだわった「CONOE」シリーズを展開してきました。さらに、代官山を 皮切りに最高級マンション「THE CONOE」を展開、今後、一番町、三田綱町、西麻布といった最高の立地に新規物件が 続々登場します。

 

また、地方では「Premiere」シリーズを展開。アパのマンションご購入者様にはアパホテルやリゾート施設を特別優待料金で 利用できる特典「APA Premium Keys」を提供し、大変喜ばれています。

起業のきっかけを教えてください。

私の父は事業家でしたが、私が小学校に入学する頃には父は結核を煩い、私が中学二年のときに亡くなりました。そのため、私は早くから家計を支えるために貸間業を手伝ったり、自転車預かり業でお金を稼いでいました。

そしていずれ父のような事業家になろうと思い、そのためにまず金融を学ぼうと、高校を卒業して地元の信用金庫に就職しました。

当時は高度成長期で人々が豊かさを求め始めていた時代だったので、住宅産業は無限に成長する産業のように思われました。 ただし、当時は住宅ローン制度がなかったため、多くの人々は家を持つことができませんでした。

そこで、私は信用金庫で 住宅ローン制度を作り、その制度を利用して、独立して住宅事業を始めました。

御社での仕事における魅力や、やりがいを教えてください。

当社では、年齢や経歴に関係なく、頑張る人にはチャンスが与えられ、そこで成果を出せばどんどん昇格したり、重要な仕事を任されます。

当社には新卒で入社する人、中途で入社する人、ホテルの買収に伴って入社する人など、様々な経歴で入社する人がいます。様々な経歴を持った社員に等しくチャンスが与えられるため、20代で支配人になる者も何人もいますし、買収時にはフロントスタッフだったのが、アパが買収して数年後にはアパの別のホテルで支配人になることも珍しくありません。

企業理念と、それに込める思いを教えてください。

「APA」はAlways Pleasant Amenity(いつも気持ちの良い環境を)の略で、私は21世紀は環境に配慮した企業でなければ生き残れないと考え、1996年に世界一のCI(Corporate Identity)会社であるランドー社にCI開発を依頼した際に、新しい社名の中に「環境」という言葉を入れるよう注文を出しました。

そしてこの理念は、「新都市型ホテル」のコンセプトの中に活かされている。すなわち、ホテルの客室をコンパクトに作り、節水シャワーやサーモスタット付き定量止水栓、湯量を20%削減する卵型浴槽、遮熱カーテン、LED電球などを採用して、CO2排出量を都市ホテルの三分の一にしています。

昨年11月にマンハッタンで行った海外展開の記者発表では私は「いずれ世界のホテルは新都市型ホテルに収斂される」と宣言しました。

社内で重視している風土や習慣などあれば教えてください。

アパは「家族経営」であり、人と人とのつながり、すなわち連帯感のある経営を最も重視しています。そのために、経営をガラス張りにして、幹部社員から平社員まで、どの社員も会議や研修で私が話す内容をすぐに動画で視聴することができます。

また、月刊誌『Apple Town』で私の考えを積極的に発信しており、これを読むことで、理念を共有することができます。さらに、社内行事を大切にしています。社員数が増えても変わらず、年に一回社員研修旅行を3班に分けて実施していますが、その全てに私は参加しています。そこで直接社員に語りかけることで、経営理念を共有し、連帯感を醸成することができます。

ご自身の仕事へのこだわりや仕事観などがあれば教えてください。

私は事業の傍らで、歴史の真実を知り、日本に誇りを取り戻すための言論活動にも力を入れています。「二兎を追う者は二兎とも得る」というのが私の持論であり、事業にも言論活動にも力を注いできました。

事業においては、売上、利益の最大化を追い求める事業はいずれ破綻するものであり、むしろ「Good Company」であることを目指してきました。そして自分の会社だけが良くなるのではなく、日本の国を良くしたいという思いで言論活動を行っています。

就職活動に取り組む学生や、転職を考えている方にメッセージをお願いします。

私はこれまで「計画人生」を歩んできました。高校を卒業して信用金庫に入社したのも、慶應義塾大学経済学部通信教育部に入学し経済学を勉強したのも、その後の事業家としての人生を思い描き、その準備として自ら考え、決断したものです。

このように、人生を計画的に生きるということに加えて、常にポジティブに考えることも大切です。自分にないものを数えて思い嘆くのではなく、自分の強みを数えて、限られた人生を全力で前向きに生きていくべきです。「逆境こそ光輝ある機会なり」は、私が中学校の卒業アルバムに残した言葉です。

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