株式会社VOYAGE GROUP

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“事業”ではなく“企業”を伝える 宝探しゲーム採用に見える会社風土

2014年 7 月 2 日。

設立 15 年目にして東京証券取引所 マザーズ市場への上場を果たした VOYAGE GROUP(東京 都渋谷区)。

人も事業も会社も、 ユーザーもパートナーも、ありと あらゆる方向性において「° 360スゴイ」という理念を掲げ 続けた同社がたどり着いた、栄光 の瞬間だった。


同社のメーン事業はポイントサ イト「ECナビ」をはじめとするメ ディアとアドテクノロジー事業だ。

2014年通期の売上は150.4 億円(前年同期 98.5 億円)、営 業利益 18.8 億円(同 5.3 億円)と、 この 1 年は急成長の年でもあった。

 

その推進力となったのは、同社に 根付くベンチャースピリット。

全 社員が常に挑戦し続け、自ら考え、 動く。上場企業の仲間入りを果た しても変わらぬその姿勢が、同社 の今を築き上げているのである。

 

「説明会やインターンで事業の 説明はあまりしません。当社の事 業を説明しても理解してもらうこ とが難しいからです」

そう語るのは同社の宇佐美進典 社長だ。

同社は新卒採用選考会と して〝古より伝わりし大陸の秘宝〞 という、いわゆる宝探しゲームを 行っている。

これまでにも 1 泊 2 日の無人島合宿などさまざまなイ ンターンシップを行ってきた同社 だが、こうしたユニークな取り組みを行うのは、次のような狙いが あるという。


「当社の事業はメディアの企画・ 運営やアドテクノロジー、就職活 動支援事業など多岐に渡ります。 その上、新規事業の立ち上げもど んどん行っていきますから、フレ キシブルに挑戦できる気概を持っ ている人材でなければなりません。 それを測るためには〝ミチを切り 開く〞ための道程を用意し、それ を演じてもらうことが一番だと 思ったのです」

事実、同社の社員は一つの仕事 に留まり続けるのではなく、さま ざまな事業部を渡り歩く者も多い。

同社HPでは、広告営業を経て新 規海外事業に参加し、グローバル 営業を行う者や、モバイルコンテ ンツの開発エンジニアからデータ マイニング業務へ移った者など、 さまざまなキャリアパスが紹介さ れている。
 

冒頭の宇佐美社長の言葉も、こ のフレキシブルなキャリアパスを 受けてのものだ。

たしかに学生に 対して現在の事業を説明するのは 容易い。

だが、社員に求められる のは変化の速いインターネット業 界において、その変化に柔軟に対 応し、さまざまな物事に挑戦し、 成長していくこと。

だからこそ、 同社のコアとも言える企業風土を 学生にもっともシンプルに伝える ため、宝探しゲームという「挑戦に対する意識」を試す手法で採用 を行っているのである。

伝えるべきは会社の風景


選考会以外でも、同社はさまざ まな手段で会社風土を広めようと 活動を行っている。

 

その一つが同 社のFacebookだ。

事業や サービスについての投稿も多くみ られる一方で、社内の様子を紹介 する投稿も多い。

2 月 6 日の投稿 は「VOYAGE FARMで約 100袋の水菜が収穫された」と いうもの。

社員が集い、皆楽しそ うに購入している姿が紹介されて いた。

また 2 月 2 日には同社で行 われている事業提案制度「EBI」 の結果発表の様子を紹介。

受賞者 の喜ぶ姿を垣間見ることができる。

 

こうした投稿を多数行っているの も、やはり社外の人に向けて「V OYAGE GROUOPがどう いう会社なのか」を広めるための もの。

事業ではなく企業を知って ほしいという宇佐美社長の思いによるものなのだ。


「新卒採用では本人のやる気と 自主性を重視していますが、それ らも当社という会社を理解しても らわないと生まれるものではない と思います。また、宝探しゲーム のようなエンタメ性の高いものを 行うと、学生の素が見えてくると いう利点もあります。大企業と同 じ採用をしていてもいい人材は集まりませんから、 自分たちが一番 大切にしている 部分を見せられ る採用を行って いくことが重要 なのではないで しょうか

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